戻る 愛知県の怪異伝承5件
荒熊大神
藍染の染め方は、荒熊大神から夢で教えられたものだと伝わっている。
子だが橋
昔、この地に若い娘を生贄にする風習があった。ある日、橋に来た娘を生贄にしようとした夫婦がいたが、その娘はよそに嫁いた実の娘だった。「子だが仕方ない」として生贄にしたため、この橋の名が付いたと言われる。
光る仏像(大慈山 岩屋寺)
昔、不漁が続いたときに神仏に祈ったところ、夜、海が光った。光に舟で近づくと、仏像が浮かんできた。仏を祀るため、近くにお堂が建てられた。それが現在の岩屋寺になる。
身代不動明王(万松寺)
織田信長は浅井朝倉勢から敗走する際に狙撃されたが、懐に入れていた干餅に当たり助かった。この餅は万松寺の和尚からもらったものであり、不動明王を信仰していたため命拾いしたと言われる。この話を聞いた加藤清正が万松寺の不動明王を「身代不動明王」、門前で売られている餅を「身代わり餅」と名付けた。
夢判断(龍海院)
1530年、松平清康が「是」という字の夢を見た。この夢を占った模外和尚が天下を取ること(是を分解すると日・下・人となるため)だと答えたため、和尚は龍海院を建てて与えられた。後に孫である徳川家康が天下を治めた。
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