戻る 香川県の怪異伝承7件
菅原道真の雨乞い(滝宮天満宮)
讃岐国が大旱魃に見舞われたとき、国主だった菅原道真が雨乞いを行い、民を救ったと伝えられる。
うなぎ淵(大水上神社)
干ばつのとき、うなぎ淵の水を汲み出す神事が行われていた。黒うなぎが住んでいれば雨、白なら日照り、カニがいれば大風が吹くと言われている。
鵜の峠
旅の鵜飼が僧に団子を馳走したが、その僧は団子を丸呑みで食べた。また、魚をとることは殺生になると諭した。その後、付近の池で漁をしていると、鵜が巨大な魚に襲われた。漁師は格闘して魚を捕らえたが、その腹からは団子が出てきた。その後、漁師は二度と魚を取らなくなったと言われる。その場所が鵜のたわ。鵜の田尾峠の語源と言われる。2019年現在は鵜の田尾トンネルが出来、峠を通る旧道は閉鎖されている。
御加持水(大窪寺)
大窪寺の奥の院には、弘法大師が三国伝来の錫杖による加持によって湧いた加持水がある。四国88番目の札所であり、錫杖で加持を受けたり、金剛杖を納めることもできる。古くから女人も受け入れてきたため、女人高野と呼ばれている。
おじょもの足跡(飯野山)
おじょも(巨人)が、飯野山と郷師山を股にかけて小便をした。その足跡が残っている。
牛鬼(根香寺)
牛鬼がこの地に住んでいた。村人は弓の名手、山田蔵人高清に退治を依頼。仏の加護もあり、牛鬼は退治された。牛鬼の角と姿を描いた掛け軸が今も根香寺に残っている。
大魚(地蔵寺)
大魚が土佐の海で悪事を働いたため、ヤマトタケルの子供の讃留霊王さるれおが討伐に向かった。魚は退治され、祟りを恐れる住民が魚霊堂を建てた。
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