戻る 千葉県の怪異伝承9件
阿久留王
阿久留王あくるおうは鬼とも言われる地方豪族であり、日本武尊やまとたけるに滅ぼされた。胴が埋められた阿久留王塚がある。
大女(姥石)
女でぇでっぽという巨人の姥が住んでいた。この女が落とした石臼が姥石。また、足跡と言われる水田もあるらしい。
鬼(人骨山)
人骨山ひとぼねやまに鬼が住んでおり、節分には娘が生贄にされていた。旅の六部の助言で琵琶湖からドン太郎という犬を借りてきて鬼を退治することができた。
片ふた梅(女ケ堰)
よく決壊する堤があった。近くで梅を食べている女乞食を見つけ、人柱にした。それから堤は切れなくなったが、近くに生えた梅の実が食べかけのように半分だけ成るようになった。
亀の墓(御嶽神社)
昭和42年、漁で海亀を死なせてしまった後に不漁になったため、亀を祀るために石碑を建てた。
鬼泪山
阿久留王は鬼とも伝えられる。日本武尊に破れたとき、率いた軍勢が涙を流したと伝わる。その山が鬼泪山。
手賀沼にもぐった牛
覚王寺の若い僧侶と仲の良い牛がいた。僧侶の死後、牛は自由を奪われていたが、手賀沼に身を投じた。その後、沼で牛を見た者がおり、沼の主は牛であると言われるようになった。
独鈷水(洲崎神社)
役行者が湧かせた水があり、これは日照りでも枯れないと言われている。
目つぶしの鴨(東福寺)
村の畑を鴨に荒らされた。出どころを突き止めると、東福寺の左甚五郎が彫刻したという鴨だった。この鴨の目を釘で打って潰すと、それからは畑が荒らされなくなった。
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