戻る 神奈川県の怪異伝承12件
雨乞い(大山阿夫利神社)
大山阿夫利おおやまあふり神社は大山を御神体としている。大山は「あめふり山」と呼ばれており、雨乞いで有名。
乳母銀杏(常倫寺)
乳の出なかった旗本の妻が居たが、寺の参拝時に銀杏の木から乳が出て、子に与えたところ丈夫に育ったと言われる。
おんめさま(大巧寺)
難産で死に、迷っていた女を昔の住職が成仏させた。その女は秋山勘解由の妻であり、勘解由の支援のもとで女を産女霊神として祀る産女宝塔を建てた。産女霊神の神骨を収めた水晶の五輪の塔もあるが、通常は非公開。
亀の子様(亀の子石神社)
漁師の網にかかった亀が石化し、その石が祀られている。ここの亀の子タワシは百日せきに効くと言われており、良くなれば倍にして返す風習がある。
川に飛び込んだ牛頭天王(橘樹神社)
浅間宝寺が焼き討ちされた際、牛頭天王と薬師如来が自ら川に飛び込み、難を逃れた。牛頭天王は橘樹神社にある、
川に飛び込んだ薬師如来(遍照寺)
浅間宝寺が焼き討ちされた際、牛頭天王と薬師如来が自ら川に飛び込み、難を逃れた。薬師如来は遍照寺にある。
牛王姫(護王姫神社)
牛王姫は義経の側室であり、身重であったが頼朝方に追われる中で子を産み、子どもと共に亡くなった。牛王姫は室町時代の者であるという別の説もあるが、難産の末に亡くなったという点では共通している。今では安産のご利益があるとされている。
光る石(石上神社)
御霊神社の前に海難事故が多発する岩礁があった。ある時、海中の石が光ったため、引き上げて祀った。今でも岩礁で遭難者の供養が行われている。
ひとりでに戦った刀(剣神社)
商人が泉の水を飲んだところ、水は酒のようであり倒れてしまった。そこに大蛇が襲いかかったが、持っていた刀が大蛇を退治してしまった。商人は刀を祀り、剣神社とした。
身代わり地蔵(西長院)
悪太郎義景が源頼朝への襲撃犯と間違われ、討ち取られかけたが、日頃から信仰していた地蔵のために助かった。そのために身代わり地蔵として信仰されているが、化地蔵とも言われている。
三つ鱗(江島神社)
鎌倉幕府初代執権の北条時政は、江ノ島の岩屋に子孫繁栄を祈って籠もった。満願の日に女が現れ願いを叶えることを約束した。女は大蛇となって姿を消し、三枚の鱗を残した。時政はこれを家紋とした。
影向(神明社)
神明社の天照大神は、970年に影向ようごうしたと言われる。
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