戻る 岐阜県の怪異伝承11件
生きている絵馬、両面宿儺(下原八幡神社)
仁徳天皇の頃、顔が2つ、手が4本の両面宿儺りょうめんすくな討伐のため、大岩に設けた斎場が始まりとされる。大岩は現存する。また後年、所蔵の狩野法眼の絵から馬が抜け出して田畑を荒らしたため、金網が張られる。絵馬は現在、公開されているかは不明。所蔵品としては存在している。
生きている神馬(飛驒一宮水無神社)
左甚五の作と伝えられる神馬が、夜な夜な田畑を荒らしたため、目を潰された。それ以来、被害は止んだと言われている。
姥石(荘福寺)
石のそばで女が死んだ。その後、その石は人肌ほどに暖かく、夜ごとに奇声を発した。荘福寺の和尚が歌を詠み、刀を抜いて一喝すると、石は冷たくなり、声も止んだ。
お犬様(中山神社)
動物に憑かれたときに効果のある「お犬様」を祀っている。
鬼の首(念興寺)
平安時代、瓢ヶ岳ふくべがたけで人々を苦しめていた鬼を藤原高光が退治した。鬼の首が念興寺にあり、見ることができる。
首切り地蔵(普賢寺)
昔、大原から根本へ抜ける細い街道があり、そこは夜になると通行人を襲う曲者が出るとうわさされていました。それを聞いた侍が夜曲者を退治に行った翌朝のこと、地蔵の首だけが落ちていました。実はその曲者の正体は、子どもの病気を治そうとして地蔵に願を掛けていた女の人で、地蔵がその女の身代わりになって首を切られたのだそうです。(たじみのたからもの81 参考URLより)
諏訪の蛇(諏訪神社)
諏訪神社を移し、跡地に諏訪城を築城するとき、一匹の蛇が現れて動かなかった。家臣が梅の枝で片目を潰したため、蛇はどこかに去ってしまった。それ以来、この地で梅の木が育たないと言われている。
千体仏(大丹生池)
円空上人が乗鞍岳の大丹生池に、怪異を鎮めるために千体仏を沈めて退散の祈願をしたとされている。
夜叉姫(夜叉堂)
平安時代、安八太夫安次の娘・夜叉姫が雨乞いのために龍神の妻となった。後に下半身が龍神の姿で現れる。
青墓の芦竹庵
義経がこの地を去る際、芦の杖を地面に挿し、源氏が栄えるように歌に込めて祈った。その後、芦の杖が竹となり、竹の葉が茂った。それで、この寺を芦竹庵と呼ぶ。今は跡だけがある。
夜泣き石
石から子供の鳴き声が聞こえるという伝承がある
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