戻る 岩手県の怪異伝承6件
鰻(御護沼)
御護沼ごごぬまの主に嫁ぐはずだった鰻を殿様夫妻が食べたが、鰻はその娘となった。主のものになるべく、姫は沼へと身を投げた。浮島が姫のかんざしとかかつらとか言われる。
清悦(清悦社)
義経の家来で、四百年以上の長寿であったという清悦(せいえつ)が祀られている。場所は「葛西家の前庭」とあり、私有地と思われる。
七不思議(丹内山神社)
風が強い日でも境内のイチョウの葉は外には出ていかない、境内には竹が生えないなどの七不思議が伝わる。
如幻塚(大興寺)
戦国時代、如幻和尚は、先代の住職に土中の鳴き声を聞いて掘り出され、寺で育てられた。その塚を如幻塚という。
真似牛伝説(善明寺)
怠惰な僧侶が牛になった伝説を真似て旅の僧金光を招いた百姓だったが、毎日修行する金光ではなく百姓の方が牛になってしまった。金光は京から法然の彫った像を運び、百姓は人に戻ることができた。百姓が牛だったときの角が善明寺に残る。
弓弭の泉
源頼義・義家が東北地方で戦っていた際、飲水の不足に苦しめられた。大杉の根本を石清水八幡に祈って弓で突くと、清水が吹き出し、軍勢は戦いを続けることができた。これを「弓弭の泉」と呼び、北上川の源流になっている。
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