戻る 島根県の怪異伝承5件
雩の神面(武明神社)
あまごいの神面は、かつて宮中で雨乞いに使われ、この地を治める小笠原家が天皇から拝領したもの。実際に小笠原長秀が使い、この地に雨をもたらせた。
蜘蛛の守り神(雲井城)
雲井城の雲が淵には城の飲料水があり、よく下女がさらわれた。そこには蜘蛛がおり、雲を吐いて敵から城を守ってくれていた。城主が蜘蛛を退治してしまったため、城は攻め落とされてしまった。
龍岩
八束水臣津命が出雲に降りたとき、ある姫から災いをもたらす八色の石の存在を知らされる。石は山を枯らし、蛇に化けて人を襲うものであった。命は石を両断すると、石は龍の首と尾になった。尾は美濃郡にまで飛び、角石になった。(角石の詳細は不明。)それ以降、災は止んだという。龍岩たついわ神社はこの地に残った龍の頭の岩をご神体としている。
月の輪神事
語臣猪麻呂かたりのおみいまろの娘がワニに食い殺され、猪麻呂は神に祈り、娘を殺したワニを引き寄せて復讐した。娘を慰めるための神事が始まり、鉾に刺されたワニを模した三日月型の紙燈を捧げたことから、月の輪神事と言われる。
毘売埼伝承(毘売塚古墳)
語臣猪麻呂かたりのおみいまろの娘がワニに食い殺された。猪麻呂は神に祈り、娘を殺したワニを引き寄せて復讐した。毘売塚ひめづか古墳に娘が埋葬されているとされる。
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