戻る 山口県の怪異伝承6件
牛鬼(牛島)
昔、周辺を略奪していた牛鬼が牛島に住み着き、島民は離散した。島に漂着しだ藤内図書が、弓の名手、城喜兵衛と共に牛鬼を退治した。その後に島民は戻ってきた。
蛇の池伝説
源平の合戦の折、美女に变化した大蛇が船で本土から移り住んだと言われる。木曽義仲の遺児、平群丸が島の名前の由来である。関連は不明。
数方庭祭(忌宮神社)
忌宮神社いみのみやじんじゃ)は仲哀天皇が熊襲討伐の際に滞在した豊浦宮とよらのみやが縁起の神社。朝鮮半島から攻めてきた敵を天皇自ら撃退し、そこから「数方庭祭すほうていまつり」が始まった。8月7日から行われる、天下の奇祭とされている。
天降竹
天竺から経文を挟んだ竹が飛来し、その竹を植えたところ、根が付いたものを天降竹と呼んでいる。また、カニを退治した蟹ヶ池なども山内にはある。
般若姫(神峰山用明院 般若寺)
用明天皇と結ばれた娘が、都に向かうために大畠に差し掛かったところで、嵐から皆を助けるために娘は身を捧げた。姫を弔うために建てらたのが般若寺。今でも大晦日に火の玉となって寺に戻ってくると伝えられる。寺には竜宮伝説もある。
柳と井戸(湘江庵)
長者の娘である般若姫が、橘豊日皇子(後の用明天皇。聖徳太子の父)に迎え入れられるために都に上る際、この井戸で喉を潤した。その横に刺した楊枝が一晩で柳の大木になったと伝わる。柳井市の名前の元であり、井戸の水を飲むと美人になると言われている。
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