戻る 大分県の怪異伝承6件
嫗岳明神(穴森神社)
里の娘に通う男が居た。男の裾に針で糸を刺し、糸を手繰っていくと洞窟についた。男は姥岳明神の化身だった。娘の生んだ子が緒方三郎惟栄の祖先と言われる。
ご神託(宇佐神宮)
道鏡を天皇にするべきではない、という神託を和気清麻呂は宇佐神宮で受けている。また、道鏡の怒りを買って都から流された清麻呂を道鏡の刺客から守り、傷を癒やすという加護があったとも言われている。
ご霊水(椿堂)
弘法大師が布教の旅の途中で立ち寄り、椿の錫杖で清水を湧き立たせた。これがご霊水として今に伝わり、ここを椿堂という。
神武東征(碇山)
神武天皇が東征したときにこの山に投錨したとされる。このころ、山は島であり、このことから碇山は碇島とも呼ばれる。
松明の岩(粟嶋神社)
南北朝の頃、南朝の懐良親王が九州に向かう際、暴風雨に見舞われた。紀州の粟嶋神社に祈った後に無事につくことができた。このとき、岩に松明を見つけたと言われる。松明を見た岩は今も現存する。
玉津姫(満月寺)
炭焼小五郎の妻となる姫が、かんざしとして差してきた杉の小枝を地に刺した。このアオ杉が現在では巨木となってこの地にある。
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