下原八幡神社の調査結果です。
元ネタはこちら
八幡神社の、狩野法眼の絵馬の馬が田畑を荒らしたので、金網を張った。
馬 | ウマ | 怪異・妖怪伝承データベース
馬、特に狩野法眼の馬はよく絵から抜け出すようです。それほど有名な絵師ということでしょうか。
金山町観光協会のホームページに、絵馬があるということは書いてありました。
宝物として狩野法眼作絵馬
神社仏閣| 飛騨金山には訪ねてみたい場所がある
ただ、これでは実際に展示してあって見れるのか、金網があるかは分かりません。
そもそも、絵馬があるというだけで抜け出した伝承があるかは全く分からず……。
絵馬の伝承に関しては微妙な結果でした。
しかし。
絵馬と直接関係がありませんが、両面宿儺(りょうめんすくな)を退治するための祈願を行った場所である、ということで俄然興味が湧きました。
両面宿儺には、頭が二つ、手が四本あります。 二つある頭が交互に眠るため、寝込みを襲うことができない、前後に死角がない、という武人です。
東福寺の阿修羅像が近いかもしれません。阿修羅は頭が三つですけれど。
非常に興味の惹かれる存在です。
飛騨地方の、大和政権に従わない地方豪族が怪物に落とされたのではないか。そういう想像は成り立ちますね。
また、神社の境内を電車が通るという不思議な光景が見られるようです。
こちらは鉄ヲタではないため、あんまり興味はありませんが。。。
そして。
どうやら、神主がこの地方を納めていた守護大名京極氏の子孫、つまり佐々木(京極)道誉の子孫ということもポイントです。
つまり。
この神社には見どころが4つ。
1 馬が抜け出したという伝説の絵馬がある(かもしれない)
この神社には見どころが4つ。
1 馬が抜け出したという伝説の絵馬がある(かもしれない)
2 両面宿儺に関する出来事が縁起
3 境内を電車が走る
4 神主のご先祖が佐々木道誉
今回の場所はこちら3 境内を電車が走る
4 神主のご先祖が佐々木道誉
ここまでそろうと、ぜひ行きたい。……ちょっと遠いけど。
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