草を食べる馬面の魚

馬魚と書いてウマウオと言うようです。ワタカと言い、琵琶湖にいる固有種(あるいは、遺存種)です。絶滅危惧種でもあるこの魚、昔から内山永久寺や石上神社の池に生息しているようです。 それには、次のような逸話かあります。 後醍醐天皇が笠置山から吉野に逃れる際、一時的に内山永久寺に立ち寄った。その際、今まで乗ってきた馬が倒れてしまった。介抱の甲斐なく死んでしまい、その霊が馬面で草を食べる魚として池に現れた。

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夫婦の牛を祀った塚 ── 牛塚

 昔、ある農家によく働くひとつがいの牛がいました。 ところがある日、雄牛は働き過ぎて疲労が重なり、手当のかいもなく、死んでしまいました。 家の人はたいそうがっかりしましたが、せめて牝牛だけでも元気で働いてほしいと思い、毎日、おいしいエサを与えました。  しかし、牝牛は雄牛が死んだショックが大きかったのでしょう、日に日に元気がなくなり、食事もとらなくなりました。  雄牛を慕うその姿を見て、家の人はふ

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道を曲げた楠

調査の元ネタはこちらになります。 平清盛が植えたと伝えられる楠を、人夫たちが伐採しようとしたところ、手が曲がり、腰を抜かし、熱を発して床に就いた。 清盛手植楠 | キヨモリテウエノクスノキ | 怪異・妖怪伝承データベース この楠は、京都市下京区の若一(にゃくいち)神社というところにあります。町の中で森のようになっていて、ちょっと歩くには良いところでした。神社自体に駐車場はありません。 昭和9年(1

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恋塚の話

恋塚とよばれる塚が京都の南、鳥羽にあります。こちらは以下のような伝承によって建てられたものです。 北面の武士であった遠藤盛遠(もりとう)は、源渡(みなもとのわたる)の妻、袈裟(けさ)御前に横恋慕した。言い寄られた袈裟御前は、母を殺すと脅されたため断りきれず、夫の髪を濡らしておくので討ち取ってくれたら一緒になると伝えた。盛遠は闇夜に紛れて渡の首をとったが、それは袈裟御前の首だった。自分の愚かさと罪深

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天の岩戸を開く作戦会議──天高市神社

天照が天の岩戸に隠れた事件があります。どうもここは、その事件で神々が作戦会議を開いたとされる神社が天高市(あめのたけち)神社です。 行ってみたのですが、どのあたりに集まったのかという具体的なことは分からず。広さとしても、八百万の神々が集ったにしては手狭かもしれません。以前はもっと広かったのか、神々にとって場所の広さなど関係ないというところもあるのかもしれないですね。 御由緒 今回は行かなかったので

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目玉を渡した菊石姫

滋賀県には琵琶湖以外にも余呉湖という湖があり、こちらには羽衣伝説とともに菊石姫の伝説があります。 都からの落人、桐畑太夫に生まれた姫が成長するにつれて蛇に変わっていった。疎まれた姫を世話してくれたのは下女だけだった。ある日照りの年に姫は皆を助けるために余呉の主となったが、世話をしてくれた下女に目玉を与えた。その目玉には病を治す力があった。領主がもう一つも欲しがった。下女に頼まれ、現れた姫はもう一方

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呪われていた、かえる石

元々、河内にあった殺生石を豊臣秀吉が気に入って持ち帰ったもの。大阪城落城の際に淀君の遺骸が下に埋められたとか言う話も残っています。明治になってからは城を軍が使っていましたが、この石の近く身投げする人が多いだとか、堀の入水死体が寄ってくるなどと噂され、(おそらくは)噂を気にかけた軍によって隠されました。戦後になって呪われた石とされていた当石も、元興寺(がんごうじ)に来ることになりました。今では、付い

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味噌汁をかけられて退散した大蛇:蛇塚

蛇穴と書いて「さらき」と読む。こんな地名が奈良にあります。まず、初見では読めません。 蛇のとぐろや、土を紐状にして輪にして積み上げて作る土器をサラキと言うらしく、そこから関連された当て字ではないかと思われます。 さて、蛇穴という地名から想像できますが、蛇に関連する伝承があります。 かつて役行者に振り向いてもらえない女性が姿を変えて蛇になりました。その姿を村人に見られたが、村人から弁当の味噌汁をかけ

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三つの壺

福井の話になりますが、今回は調査したけれども場所は特定できなかった話になります。。。 昔、内浦湾を囲んで突き出た岬の谷間に三つの壺があった。それぞれ酢・酒・醤油が自然に湧き出ており、汲めども尽きなかったが、ある時必要以上に汲み取ってしまい、それから綺麗な水しか出なくなった。これはきっとお大師様の罰があたったのだという。今でもそこにはお大師さまが祭ってある。 三つの壺,お大師様 | ミッツノツボ,オ

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一つたたら

和歌山には怪物退治の話があり、狩場刑部左衛門という武士に退治された、ということになっています。怪物というのは一つたたら。一本タタラとも呼ばれる、足が一本の怪物です。詳細はここに書かれています。那智勝浦町:一つ(ひとつ)たたら | 和歌山県文化情報アーカイブ 一方、こちらでは鐘を頭にかぶっていたため矢が当たらず、矢が尽きたと嘘をつき、鐘を捨てたところを射たとあります。 熊野地方の伝説に、那智の妖怪一

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