嵐山にある新田義貞の首塚

観光で有名な嵐山ですが、こちらの滝口寺に新田義貞の首塚があります。 新田義貞といえば、鎌倉幕府を滅ぼした武将です。その後の南北朝期には室町幕府を開いた足利尊氏と対立し、京を追われることになります。南朝方として北陸で勢力を蓄えようと画策していましたが、討ち死にしました。その場所とされているのが、福井市の新田塚町です。 結果的に破れはしましたが、明治維新後は南朝が正当な朝廷とされたこともあり、楠木正成

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日本の神道の中心だった吉田神社

 今回、調べるネタ元になったのはこちらの記載です。 後土御門院の延徳元年3月に、京都の吉田山に太神宮が飛び移ってきたので、本当のご神体である神宝が光を放って降りたと吉田兼倶が密奏し、ここに神明社を建てた。 (神宝が降る) | (シンポウガフル) | 怪異・妖怪伝承データベース  神明社は元々は伊勢の神霊を勧請(かんじょう)した神社でした。しかし、伊勢から来た天照大神が姿を現したため、その地に作られ

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道を曲げた楠

調査の元ネタはこちらになります。 平清盛が植えたと伝えられる楠を、人夫たちが伐採しようとしたところ、手が曲がり、腰を抜かし、熱を発して床に就いた。 清盛手植楠 | キヨモリテウエノクスノキ | 怪異・妖怪伝承データベース この楠は、京都市下京区の若一(にゃくいち)神社というところにあります。町の中で森のようになっていて、ちょっと歩くには良いところでした。神社自体に駐車場はありません。 昭和9年(1

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恋塚の話

恋塚とよばれる塚が京都の南、鳥羽にあります。こちらは以下のような伝承によって建てられたものです。 北面の武士であった遠藤盛遠(もりとう)は、源渡(みなもとのわたる)の妻、袈裟(けさ)御前に横恋慕した。言い寄られた袈裟御前は、母を殺すと脅されたため断りきれず、夫の髪を濡らしておくので討ち取ってくれたら一緒になると伝えた。盛遠は闇夜に紛れて渡の首をとったが、それは袈裟御前の首だった。自分の愚かさと罪深

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不成柿・首洗池

こちらは平重衡(たいらのしげひら)が首をはねられ、その首を洗った池がある場所と伝わっています。 怪異・妖怪伝承データベースにはないのですが、興味があって行った場所です。場所は木津川の堤防の近くにあり、JR奈良線からでも見下ろせば見えます。 平重衡は平清盛の五男。奈良を焼き討ちしたことで知られています。重衡は源氏に捕えられた後、怒りを買った奈良の人々に引き渡されることになり、木津川の辺りで首をはねら

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