昔、ある農家によく働くひとつがいの牛がいました。
牛塚 | 天理観光ガイド・天理市観光協会
ところがある日、雄牛は働き過ぎて疲労が重なり、手当のかいもなく、死んでしまいました。 家の人はたいそうがっかりしましたが、せめて牝牛だけでも元気で働いてほしいと思い、毎日、おいしいエサを与えました。
しかし、牝牛は雄牛が死んだショックが大きかったのでしょう、日に日に元気がなくなり、食事もとらなくなりました。
雄牛を慕うその姿を見て、家の人はふびんに思い、いろいろと励まし、力をつけようとしましたがどうしても元気にならず、とうとう牝牛も死んでしまいました。
こちらが観光協会に書かれていた内容になります。牛の夫婦愛とも言うべきこの話なのですが、観光案内にも乗っておらず、場所は謎でした。上記に南六条町とは書いてあったのですが。
そこで、位置を調べるのに参考にできそうだったのが以下のものです。
実際の場所として現地では三十八神社御旅所となっており、牛塚を示すものは何もありませんでした。牛塚には椋の木があるということなので、ここではないかと思われます。
周りは田んぼが多く、御旅所内も駐車禁止です。車で行くと止めるところが見当たらなくて苦労しました。牛塚で無かったとしても御旅所の御神木ですので、手を合わせてから帰ってきました。
今回の場所はこちら奈良県の怪異をまとめたのはこちら
怪異・妖怪地図 - 奈良県