恋塚の話

恋塚とよばれる塚が京都の南、鳥羽にあります。こちらは以下のような伝承によって建てられたものです。 北面の武士であった遠藤盛遠(もりとう)は、源渡(みなもとのわたる)の妻、袈裟(けさ)御前に横恋慕した。言い寄られた袈裟御前は、母を殺すと脅されたため断りきれず、夫の髪を濡らしておくので討ち取ってくれたら一緒になると伝えた。盛遠は闇夜に紛れて渡の首をとったが、それは袈裟御前の首だった。自分の愚かさと罪深

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