キミテズリ

今回は琉球の神についてです。

琉球国にキミテズリという神が出現し、その前に国上の深山にアヲリという物が出た。五色鮮やかで荘厳なものであり、三の岳に3本出たという。これは非常に大きく、一山を覆い尽くすほどだった。10月に必ず出たという。

キミテズリ,アヲリ | キミテズリ,アヲリ | 怪異・妖怪伝承データベース

こちらが調べようとした元ネタです。
君手摩キミテズリは、王が即位するときに出現する女神のことで、その時には関連した儀式が行われていました。アヲリが観測されると王宮に飛脚が走って知らせる。鼓を叩き、謳い、王宮の庭に笠を三十本建てると。
ただし、この儀式は江戸時代のうちには行われなくなったらしいです。

調べてみたところ、アヲリが出るところは辺戸へど岳。ここは辺戸御嶽うたき安須森あすもり御嶽と呼ばれています。御嶽は山のこと。

辺戸には「シチヤラ嶽」、「アフリ嶽」、「宜野久瀬嶽」の3つの御嶽がある。ということで三の岳という記述とも一致します。

しかし、ここにあるのはアフリ岳。
元になった文を見るとアヲリというものが出ると書いているが、このアフリをアヲリと読み間違えたのではないか?

一応、大本にも目を通しますが、アヲリと確かに書いてある。出る所もアヲリ岳だと。

どちらかが誤って伝わったのか。私は専門外なので、断定的なことは言えません。ただ、最近もアマビエはアマビコの誤記という話がありますので、文献が少なく、人力での写本しかコピー手段がなかった時代には、その辺はありそうに思います。

琉球神道記

文献にも北の深山とされるように、辺戸岳は沖縄本島の北の方になります。行くにしても、那覇など回っていくなら泊りがけとかになるような位置でしょうか。

今回の場所はこちら


沖縄県の怪異をまとめたのはこちら
怪異・妖怪地図 - 沖縄県

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