和歌山には怪物退治の話があり、狩場刑部左衛門という武士に退治された、ということになっています。
怪物というのは一つたたら。一本タタラとも呼ばれる、足が一本の怪物です。
詳細はここに書かれています。
那智勝浦町:一つ(ひとつ)たたら | 和歌山県文化情報アーカイブ
一方、こちらでは鐘を頭にかぶっていたため矢が当たらず、矢が尽きたと嘘をつき、鐘を捨てたところを射たとあります。
熊野地方の伝説に、那智の妖怪一ツタタラは毎寺僧を取り食う。刑部左衛門これを討つ時、この怪鐘を頭に冒り戦う故矢中らず、わずかに一筋を余す。刑部左衛門最早矢尽きたりというて弓を抛り出すと、鐘を脱ぎ捨て飛び懸るを残る一筋で射殪した。
十二支考 鶏に関する伝説(その25):南方熊楠の随筆
刑部の素性としては、平家の一族となっています。色川神社には平家が祀られていますので、関連があるのでしょう。
さて。
この話の顛末として、狩場刑部左衛門は橿原の神社に祀られているとあります。その場所が良く分かりません。
橿原地区の地図上に神社はなく。合祀されたということも見かけたのですが、合祀先もよくわからず。
どうも、色川神社というのはあるので、合祀先はそれっぽいのですが。。。
これは行ってみるしか無い?
橿原地区というのはこちら。